久里浜医療センター

WHO (世界保健機関) アルコール関連問題研究・研修協力センター

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認知症疾患医療センターの特徴と方向性

当院の認知症疾患医療センターは従前のアルコール症センターとしての特徴を生かすことで他の認知症疾患医療センターとの差別化を図り、次のような目標を掲げます。

  1. 従来と同様にアルコール関連認知症の外来・入院治療を行います。
  2. 認知症全般に関しては、外来を中心とした早期診断・治療を目指します。
  3. 病診連携を積極的に図ります。
  4. 広報活動を行い地域との連携を図ります。
  5. 臨床治験へ積極的に参加します。
  6. 認知症専門医を育成します。

以下に詳細を説明します。

1.従来と同様のアルコール関連認知症の外来・入院治療を行う

当院は本邦屈指のアルコール専門病院であり、アルコール関連認知症については既に診療・治療・研究・教育での蓄積・実績があると考えております。認知症疾患医療センターもこの母体を存分に生かし、今後も日本におけるアルコール関連認知症の中心施設として診療にあたります。

2.認知症全般に関しては、外来を中心とした早期診断・治療を目指す

当センターでは認知症専門病棟の設置は考えておりません。しかし当院には、

a. 血液・髄液(タウ蛋白)・画像検査(CT, MRI, SPECT)、心理検査など十分な診断ツールが実働しており、
b. アルコール関連認知症を中心としたReversible dementiaに関してはこれまでも積極的に入院を受け入れており、
c. 医療スタッフは、精神科・内科医・心理士・ケースワーカーからなり、包括的な介入が可能であることから、

外来診療をむしろ特色として診療にあたります。特に変性疾患(Irreversible dementia:アルツハイマー病、など)は外来での対応を基本としております。

3.病診連携を進める

a. かかりつけ医からの要請に応えます。

紹介された患者は基本的にかかりつけに返すことを方針に、医療の集約をかかりつけ医とし、積極的に外来患者の受け入れを進めます。専用の紹介状を作成。診断・治療方針を示し、以後もかかりつけ医と患者のサポート(定期検査、介護保険取得など)に努めます。

b. 施設や認知症専門病棟を持つ病院との橋渡しをします。

入院が必要な場合には医療連携室を利用し、介護保険の取得や、入院が可能な認知症専門病院への早期からの紹介を積極的に進めます。

4. 広報活動と地域との連携

地域への広報活動を重点的に行います。
年に数回の公開講座、神奈川県、横須賀市、地域包括支援センターと連絡をとりながら、各種認知症関連のサービスの効率的な適応を図ります。
具体的には、認知症サポーターの拡充、介護認定とその積極的な運用(ヘルパー、デイサービス、ショートステイ、施設入所)を目指します。

5.臨床治験への参加

新薬に対する患者様・ご家族の要望は高く、積極的に臨床治験に参加し、最新の認知症情報の獲得に努めます。臨床治験の実績を作り、将来は治験管理室を設置する予定です。

6.認知症専門医の育成

認知症医療も全人医療であり、ジェネラリストの養成が求められます。若手育成には、実際の診療経験が、ケースカンファ(画像を含む)などの医療技術の伝承に裏打ちされ、十分な時間が割かれる必要があります。
当センターは特にアルコール関連認知症の診療・教育の唯一無二の存在でありその有効な活用を目指します。認知症疾患医療センターは日本精神神経学会・日本認知症学会・日本老年医学学会から研修病院の指定を受けており、精神保険指定医・日本老年精神医学会専門医・日本老年医学会指導医・日本認知症学会指導医を有し、若手医師がこれらの専門医を取得する環境が整っております。
今後もアルコール医療を中心としつ、認知症にも精通した専門医を育成する一大センターとして若手医師を積極的に教育する役割を担う所存であります。

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